映画「ヴィヨンの妻ー桜桃とタンポポー」
毎週水曜日は映画館がレディース・デーということもあり、映画を観る気分も高鳴るというもの…。
午前中、講義終了後昼食もとらずに映画館に駆け込んだ。
太宰治生誕100年の今年は、いろいろな分野で関連した催しが多い。映画「ヴィヨンの妻ー桜桃とタンポポー」もその一つ。観客は9割が女性。太宰ファンだろうか?
とりたてて太宰ファンでもないが、楽しめた。俳優陣がそれぞれに(特に松たかこ、浅野忠信は)よかった。随所に太宰の作品のエピソードや言葉を盛り込み、海外に翻訳も多くされる太宰作品のファンにも判りやすい構成になっている。
「女には不幸も幸福もない。男には不幸があるだけだ」と作家の夫(浅野忠信)が語る。
それは「愛を信じられる(愛に生きることができる)のが女で、他者へのそして他者からの愛を信じ切れないのが男だ」と云うことと同じ…。
どこか透明感があり、徹底した深刻さを伝えない世界…その辺が女性達に人気なのだろうか?
それにしても松たかこのせりふをする演技ではなく、後ろ姿や足や肩や言葉なき身体の演技はよかった。
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